DX（デジタルトランスフォーメーション）を進める際、業務の見直しが重要な要素であることを案外見落としているかも知れません。多くの企業が「DX推進がうまくいかない・・・・なぜだ・・」となりますが、その失敗する理由の一つに、既存の業務プロセスを改善せずに新しいデジタルツールやシステムを導入してしまうことが挙げられます。新しい技術を導入すること自体は重要ですが、それだけでは十分ではなく、業務プロセス自体の改革が求められます。今回のブログでは、DXに必須の【業務見直し】について取り上げます。
業務見直しがDX成功のカギ
DXは単なるデジタル化やIT導入のことではありません。
それは、企業全体の運営方法を【根本から見直し構築し直し】、より効率的で競争力のある組織に生まれ変わるためのプロセスです。そのため、既存の業務プロセスを最適化しないままデジタル技術を導入しても、効果はほぼ出ないか、ツールの一部機能のみ使って、高い買い物をしただけになってしまいます。そして、ムリ・ムダ・ムラな業務をそのままにしてツールだけを導入すると、業務が複雑化し、ますます混乱やコストの増加を招きます。御社では、過去、そのような事はありませんでしたか？
例えば、中小企業の多くは 、生産性向上や効率的な業務プロセスに強い関心を持っていますが、それを実現するためには現行の業務フローや手順を徹底的に再評価することが不可欠です。この見直しを怠ると、新しいデジタルツールの導入が逆に負担になり、DXの進捗が大幅に滞る可能性があります。
また、ツール導入の際には、システムベンダーが相談に乗ってくれると思いますが、「自社の人間でも、業務のボトルネックをハッキリつかんでいるのは、何人いるだろうか？ベンダーの方は、自分たち程、自社業務のボトルネックを感じているのだろうか」ということを、ツール導入前に【考える】ことも、非常に重要です。
具体的な業務見直しのステップ
現状分析と問題点の洗い出し: 業務プロセスを詳細に分析し、どの部分に非効率や問題があるのかを徹底的に特定します。
業務フローの再設計: DXに合わせて業務フローを再設計し、無駄な手順を排除し、可能な部分は自動化することで、どう変わるかを深く広く考え、新しいフローとして書き出します。
システムとツールの統合: 複数のシステムを統合し、データの一元管理を行うことで、部門間の連携を強化し、業務全体の効率化が出来るか検討します 。
人材のリスキリング：新しいデジタルツールを効果的に活用するためには、従業員のスキルアップが欠かせません。定期的なトレーニングや教育を通じて、従業員のデジタルスキルを向上させることが重要です。
実際の解決策に役立つkintone
例えば、Kintoneのようなクラウドベースの業務管理ツールは、業務プロセスの可視化と統合管理を非常に強く、後押ししてくれます。
単なる受注管理システムとか販売管理システムと違い、業務に沿ったシステムをノーコードでプログラミング無しで、作れるのも大きな利点です。直感的で使いやすいインターフェースにより、各部署間の連携を強化し、データの共有や業務の自動化が容易に行えます。
また、企業の具体的なニーズに合わせてカスタマイズが可能で、現場に最も適したプロセスを設計できる柔軟性があります。こうしたツールを活用すると、業務見直しで行った新しい業務フローに合わせることも可能です。
また、kintoneの良さは、容易なアプリケーションの変更が可能なことです。実際に、業務見直しをやっても、全て出尽くして「これで充分だ～！」といったことは、専門の支援者でもいない限り困難です。なので、まず、ムリ・ムダ・ムラをひとつでも、ふたつでも減らして、業務で使ってから、kintoneを再度修正して使いやすく変える、ということも可能です。
業務見直しをデジタル化・DXの出発点に！
DX推進を成功させるためには、まず現状の業務プロセスを見直し、改善点を明確にすることが不可欠です。現状の問題点を洗い出し、プロセスを最適化することで、デジタルツールの導入が効果を発揮しやすくなり、結果的に企業の持続的な成長と競争力の向上につながります。業務見直しは、DXを成功させるための第一歩であり、確実に取り組むべき課題です。
01switchは、【使えてなんぼ＝コスパ重視】です。まず、業務見直し→新フロー検討・作成→新システムの検討／導入で進みます。なので、システムを導入して使えない、ということはありません。また、業務見直しのフレームとして弊社オリジナルで実績のある【デジタルONE_BX】もあります。またkintone導入アプリ数も４００を超えています。
まずは、お気軽にご相談下さい。
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